革職人の憂鬱
近年稀に見るヤル気の低下に驚きを隠せません。一個人の問題に留まらず、近隣の住民を巻き込む程の被害を及ぼすこととなるでしょう。そしてこのパンデミックは拡大し続け、西日本に多大なる被害を与えます。
そうです。私は西日本に住んでます。
上記の内容から察しの良い人ならわかるかもしれませんが、私は財布の型紙作りがとても苦手です。
詳しく言うと型紙をおこす前の寸法決めですかね。苦手というか億劫でなりません。
パーツを切り出してしまえばそこからの作業はガンギマリですね。徐々に財布が出来る様子を直に見ながら感じながらアヒャアヒャ言っております。
ですがデザインが決定した後の寸法決めの作業は、財布を作ってる感がなく虚空を見つめように方眼用紙に向かってます。
ですが一番重要な作業でもあります。そこで設定した寸法か違っていれば当然財布のを作る過程で不具合が生じる訳ですからね。真面目にしますよ。ただ目に輝きはなく瞳孔も開きっぱなしでしょう。
少し真面目な話ですが型紙がいくら正確だとしてもそれだけでは捉えきれない部分もあるのでこそにも注意したいですね。
どの様にお客さんが財布のを使うかも考えますよね。カード沢山入れるとか、小銭入れは別に持ってるとか。それを考慮するとより良いものができます。ヒアリングできる場合ですがね。
いつになく真面目な記事をかけて満足しましたので作業に戻ろうと思います。ありがとうございます。
革職人の靴磨き
「革職人やってます。」って言うとかなりの確率で「靴を作って欲しいです。」(季節によりサンダル)と言われます。
そんな守備範囲広くねーよ!(丁寧に理由を説明し断ります。)
全然違からね!財布と靴って!
寿司職人に「その熟練の技でロレックスに勝る時計を作って下さい。」って感じだよ!(あくまで個人的意見です。)
なかには「へぃ!江戸前寿司職人の技お見せしやすぜ!ベルトは海苔ですかい?メタリックにコハダでいきやすか?」なんて事があるかもしれません。(ありえません)
私は靴は作れません。しかし、靴磨きに限ってはできます。財布さんも好きですが靴さんの方がもーと好きです!!
革職人になる前は靴磨きの仕事に携わり、靴磨き職人になろうかと本気で悩んでいました。今は要望があればするくらいですね。
靴を磨いてる時は、自分の心も磨いてるんです!キラッ!
なんて事をいつかインタビューされた時に言おうと考えています。
そんな妄想をしながら恍惚とした表情で靴のブランドをブツブツ呟いているから友達が減るんですよね。わかります。
たまったオーダーを一通り作製したので少し時間に空きができたので靴磨きました。(そんなに仕事は溜まってないしそもそも注文があまりきてない)
さて財布の型紙でもつくりますかな。
革職人の美学
不意に肘をぶつけると電流が走る様な痛みに襲われます。誰しも一度は経験した事でしょう。私の地元ではファニーボーンと呼んでいました。友達の地元ではぬーべらんちょと呼んでいたそうです。
こんな私でも一端の革職人です。オーダー以外のオリジナルを作る時はそれなりの法則なり己の美学を入れながら財布を作ります。長財布ならジャケットの内ポケットに入れる事を考えた厚み、小銭入れの容量は少なく、カード入れからカードは10㎜のぞかすなど機能的ではないし意味不明な考えも多々あります。だがそれがいい。でもお客さんの要望が一番ですよ。それに自分の知識を混ぜて良いものを頑張って作ります。
ファッションデザイナーのトムブラウンのスーツ着こなし法則は好きです。それに影響をだいぶ受けてると思います。
法則、ジンクスみたいな事で言うと僕は常に全ての行動に対して最悪の結末しか考えません。こ、これはとってもおきの秘密なんだからね!// 皆んなには内緒だぞ!//
例えば普段と違う頭痛なら酷い大病の兆候で最悪死ぬ。親から不意に連絡があれば負債二億円の事実発覚。喫茶店がやけに空いてると思えば2分後にヤクザの会合が始まる。黒猫を見た30秒後に側溝にはまって最悪死ぬ。などなど常に最悪の事態ばかり想定してるので精神はいつも疲弊しています。
しかし、ほぼ大概思ったより大した事ない。それがいいんですよ。ほとんど想定よりプラス結果に終わるので。稀に予想を上回った酷い結果になる事もありますが、それは事態を甘く見た代償だと考えます。極度の心配性だということです。
商品作る時も色々な所が心配だからいつまでも丁寧に作ります。驕り高ぶってはいけません。これも私の美学です。
話がかなりそれてしまいましたが冷たいうどんはワサビ。温かいうどんはショウガ。
そういう事なんですよ。
革職人の原価計算
雨の日はテンションと免疫力が下がる気がする私です。
商品を作成して販売するには、売価の設定が必要なわけで、なので原価の設定も必要なわけで、なので原価計算の知識が必要なわけで、なのでくぁwせdrftgyふじこlp…
知識としては日商簿記二級やら全経一級を学生の時に取得してるので苦労はしませんでした。しかし直接材料費、工賃、間接材料費やら接着剤や糸まで細部の計算は割と時間がかかります。他の職人さんはどのような計算をしてるか気になり師匠に聞きました。
師匠とは私が見習いの時に弟子入りしてた親方の事です。この時に基礎を教わりました。今はお互いデザインの方向性が全く違いますけど(笑)
で実際聞いたところそこまで詳しくはしてないそうです。まぁ作業時間とか直接的な材料費はもちろん計算しますよ。
今となっては自分なりの計算で算出てします。ボ、ボッタクリじゃないんだからね!//
携帯の充電器のコードが千切れかけで接続が悪く、寝る前に接続の確認したのに朝携帯におはようしたら充電27%で今日一日のやる気73%そがれる私でした。
革職人の財布
例えどんなにイチゴショートケーキのイチゴが好きだからと言って彼女と半分こする時に、上半分だけをさらっていき彼女に下半分のスポンジonlyを渡さない様にして下さい。いくらイメージトレーニングしてもフラれる結末を私の脳では回避できません。
職業柄どんな財布がいいのかよく聞かれることがあります。
作りやデザイン、価格とかいろいろ…正直どう答えてよいかわかんないです。
いつもフィーリング!って格好つけていってます…正直キショイとふと我に返って思う今日この頃。
でも言えることがあります。
「無知はダメ、ゼッタイ」ですかね。
フィーリング!とか言いながらもこれは伝えてますよ。例を挙げると店員さんの知識を鵜呑みにしない、ネットの情報も然り。…他に出てこねぇ…すまねぇ
某ブランドの財布買ったのにすぐ壊れたと先日お客さんに言われました。手作りで長く使えるとのこと…財布よく見ると縫ってないじゃか!縫うから頑丈という事でもないけれど接着剤だけでは温度や水気、テンションについていけないと思いますね。
ある程の情報収集し取捨選択と自分の目と心で見る。ありきたりですがこれに尽きるかと。それに例えはプレゼントだとその時間すら代え難いものではないかウヒョー。と思います。
ダラダラ書きましだかこの記事も億千万の内のひとつ、鵜呑みにしない様に。
最後にタイトル回収。今んとこ小銭入れ、札バサミ、札入れの三つを使ってます。
革職人のブログ
本日よりブログを開始しました。
謳革(うたがわ)のタカミツと申します。
まだお店は出してなくて、自宅兼工房で一人作業に没頭したりしてなかったり…
こもりっぱなしの仕事なので寂しくてしかないので、この様な形で寂しさを紛らわそうとしてます。あとはそんなに仕事も忙しくないので…涙
好きな食べ物は冷たいうどんです。
では今日はこの辺で終わります。